クッキーが腐るとどうなる?時間のたった手作りクッキー食べてもいい?
作ってから時間のたったクッキーが腐っていないかどうか、心配になることがありますよね。
腐っているかどうかの見分け方を知っていればその心配はなくなりますよ。
クッキー作り20年の店主黒野が、手作りクッキーの腐っているかどうかの見分け方や保存期間についてまとめてみました。
この記事を読めば、クッキーを安心して食べたり、プレゼントを楽しめるようになりますよ。
目次
- 1.クッキーが腐っているかの見分け方3つ
- 1-1.一週間経つかどうか
- 1-2.古びた匂いがするかどうか
- 1-3.カビているかどうか
- 2.クッキーの正しい保存ポイント2つ
- 3.気温の高い夏は冷蔵保存
- 4.まとめ
クッキーが腐っているかの見分け方3つ
「このクッキーはまだ食べても大丈夫なのかな...?」
せっかく作ったクッキー、食べずに余らせてしまうのはもったいないですよね。
でも、無理して食べて万が一のことがあっても不安です。
その判断として、腐ってしまったクッキーの状態を知っておくと安心です。
以下のポイントをチェックしてみてください。
- 一週間経つかどうか
- 古びた匂いがするかどうか
- カビているかどうか
ひとつずつ見ていきましょう。
一週間経つかどうか
(▲「クッキーローラー」で模様をつけたバタークッキー。1週間日持ちします。)
手作りしたクッキーは、一般的に美味しい状態でたべられるのは3日間で、安全に食べられるのは一週間以内とされています。
また、日持ちはクッキーの種類によっても異なります。
プレーンなバタークッキーをはじめ、ココアパウダー、抹茶パウダーなど粉類がメインの材料のクッキーは一週間ほど日持ちします。
粉だけでなく、水分や油分のあるチョコチップやフルーツなどを混ぜ込んだクッキーは当日から3日以内が美味しく安全に食べられます。
古びた匂いがするかどうか
クッキーは作ってから時間が経つと、生地に含まれるバターなどの油脂が空気中の酸素と結合して「酸化」が起こります。
酸化が起こると風味が落ちます。
また、栄養の低下や毒性がでる可能性もあります。
油脂の酸化は見た目にはわかりませんが、匂いを嗅ぐとわかります。
実際に、焼いたクッキーを2週間ほど放置して検証してみました。
匂いを嗅ぐと、「古びた匂い」がします。これが酸化した匂いです。
古本のような、塗料のような...。
「ちょっと食べたくないな」という匂いがしました。
カビているかどうか
クッキーが腐ると白や緑のカビが生えることがあります。
本来、しっかりと焼いていれば水分が飛んでいるためカビは生えません。
しかし、しっとりとした食感のものや焼きが足りないとき、
また気温の変化により結露で水分を含んだ場合は、カビの菌が付着し白色や緑色のカビとなって繁殖することがあります。
クッキーの正しい保存ポイント2つ
せっかく焼いた手作りクッキー。生地から丁寧に作ったものだから、美味しく楽しみたいですよね。
しかし、保存方法によって食感や風味が落ちてしまっては残念です。
プレゼントする際も、相手にはベストな状態でお渡ししたいものです。
クッキーを正しく保存して、おやつやプレゼントをもっと楽しみましょう。
乾燥させる
手作りクッキーは、オーブンから出したらしっかりと粗熱をとり乾燥させます。
焼けたばかりのクッキーにはまだ水分が残っていて、柔らかいことが多いです。
焼けたクッキーは天板からケーキクーラーなどの網に移動させ、上下から空気に触れるようにしておくと熱も水分も効率よく飛ばすことができます。
密閉する
粗熱が取れてクッキーが固まったら、密閉できる容器に入れます。
チャック付きの袋やタッパー、ビン、ジャーなど口を締められるものがおすすめです。
またクッキーが湿気ってしまうのを防ぐため、乾燥剤を入れるとより食感や風味を保つことができます。
乾燥剤は市販のお菓子や海苔などに入っていたものを再利用することもできますよ。
気温の高い夏は冷蔵保存
クッキーの保存は気温変化の少ない常温での保存が基本です。
しかし、夏場など気温の高いときは油脂の酸化が進みやすくなります。
酸化を遅らせるために、冷蔵での保存がおすすめです。
粗熱をとってから密閉できる容器に入れて、乾燥剤があれば入れてなるべく空気と触れないようにして、冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫から取り出したクッキーは気温の変化で柔らかくなることがあります。
オーブントースターで軽く温めるとサクサク食感が復活し、焼きたてのような美味しさを楽しむことができます。
まとめ
手作りクッキーが腐るとどうなるかをご紹介しました。
クッキーが腐ると匂いがしたりカビが生えたりします。
手作りクッキーは作ってから3日から一週間を目安に美味しく食べるようにしましょう。
プレゼント用にかわいいクッキーを作るなら、「クッキーローラー」で模様をつけてみましょう。
はじめて見るかわいいクッキーに、喜んでもらえること間違いなしです。
当サイトでは、「おいしい!」と喜ばれるクッキー作りのために、クッキーに特化したコラムを掲載しています。
クッキー作りにぜひ役立ててくださいね。