クッキーローラーを上手に使うコツ。愛用者からの3つのヒント

クッキーローラーを上手に使いこなしてみたいですよね。

見た目の良いかわいいクッキーを作るコツが気になるところです。

今回はクッキーローラーの専門店オーナーが、クッキーローラーのコツについて解説します。

こちらを読めば気をつけるべきポイントがわかります。

はじめての人でも失敗なく納得してクッキーローラーを使いこなせるようになりますよ。

 

当店ではクッキーローラーを使ったクッキー作りを始めたい方向けに「クッキーローラー基本セット」をご用意しています。

お菓子作りに取り入れてみたいかたはこちらのセットをどうぞ。

目次

クッキーローラーを上手に使う全体像

クッキーローラー」は、クッキーの表面にかわいい模様をつけることができるアイテムです。

 

まずは、クッキーローラーを上手に使うための全体像を把握しておきましょう。

作り始める前に頭に入れておくと、作業しやすくなります。

  1. 生地を練らずに作る
  2. 力を乗せてクッキーローラーを転がす
  3. 生地を一度冷やしてから焼き上げる

それぞれのポイントをひとつずつ紹介していきます。

生地を練らずに作る

まず、クッキー生地をつくるときは材料を練らないように気をつけましょう

クッキーの多くのレシピでは、バター、卵、砂糖を混ぜ合わせ、そのあとに薄力粉を入れる、という手順です。

薄力粉を入れたあとに練るように混ぜると、焼いたときに縮んだり硬くなったりします。

「薄力粉に含まれる“グルテニン”と“グリアジン”というタンパク質に水と圧力が加わると、結びついてゴムのような弾力を持つ“グルテン”という成分が発生します。必要以上に生地をこねくりまわすことで、グルテンが大量に発生してカチカチのクッキーになってしまうんです」dancyu/クッキーが上手に焼ける方法(https://dancyu.jp/recipe/2019_00002294.html)

練らずに生地を作るためには、ゴムベラで切るようにして材料を混ぜ合わせましょう

数字の「1」を書くように動かし、ボウルの底から材料全体をゴムベラですくうようにして混ぜ合わせます。

生地がポロポロとしてまとまりにくいときは、材料をゴムベラでボウルの側面に擦り付けるようにしましょう。

こうすることで、粉のムラをなくしながら、材料同士をまとめることができます。

これもやりすぎると焼き縮みの原因になるので、材料がまとまったら手を止めてくださいね。 

力を乗せてクッキーローラーを転がす

クッキーローラーを生地に転がすときは、やさしく力を乗せることを意識していきましょう

このときに乗せる力は、腕を指先で押すとへこむくらいの力が目安です。

指に力を入れずに乗せただけだと、腕はへこみませんよね。

ぷにっと力を加えるとへこみます。

このくらいの力をクッキーローラーに乗せていきましょう。

クッキーローラーのハンドルを親指以外の4本の指と手のひらで持ち、ローラー部分を親指で回すようにして転がします。

ficoのクッキーローラーはローラー部分がハンドルと別で動くので、ハンドルを握り直す必要がないんですよ。

生地を一度冷やしてから焼き上げる

 模様をつけて型抜きをしたら、一度冷蔵庫に入れて冷やしてから焼いていきましょう

模様をつけたあとにもう一度冷やすことで、生地についた模様がしっかりと固まります。

固まった状態を保ったまま焼けるので、焼き上がったクッキーにも模様がしっかり残ります。

冷蔵庫に生地を入れて冷やすときは、冷風が直接当たらないようなるべく下の段におきましょう。

生地が乾燥しないよう上からラップをします。

ここでは模様の形を固めることが目的なので、冷やす時間は10分程度でOKです。

お客様が見つけた3つのコツ

ficoには、クッキーローラーを使ったお客様から「こうしたらうまくいった!」という声がたくさん寄せられています。

そのなかから特に多くいただくコツを3つご紹介します。

砂糖は粒が細かなもの使う

「クッキーローラーをつかうときは、粒が細かな砂糖を使っています

グラニュー糖は粒が大きいので、粉砂糖を使います。

表面がなめらかになって模様がよりきれいに見えます!」

表面をなめらかにするために、砂糖は粒の細かいものがおすすめです。

つかう砂糖の粒が細かいほど、クッキーの表面はなめらかさになります。

クッキーローラーを使うとき以外にも、アイシングクッキーを作りたいときにも応用できますね。

少し柔らかくなった生地を使う

「冷蔵庫に寝かせておいて出したばかりのかたい状態から、すこし柔らかくなった状態の生地が模様がつきやすいです!」

クッキーローラーを使うときはすこし柔らかい状態の生地を使いましょう。

冷蔵庫から出したカチカチの生地のままだと、模様はうまくつきません。

季節にもよりますが5~15分ほど常温に置いておき、すこし柔らかい状態にしましょう。

腕を指で押してみたときも、骨のあるかたいところはへこみにくいですよね。

適度にやわらかくて押すとへこむ状態の生地を使ってみましょう。

翌日の方が模様がくっきりする

「焼けたクッキーは翌日になると模様がよりくっきりとします!」

クッキーローラーで焼いたクッキーは翌日の方が模様がくっきりとします。

オーブンで焼けたばかりのクッキーは熱を持っていて、まだ柔らかいです。

そこから完全に熱が冷めて、クッキーが固まるとよりはっきりとした模様になります。

クッキーローラーを使うときは、食べたい日の前日に焼いておくとよいですね。

まとめ

今回は、クッキーローラーのコツを3つご紹介しました。

  • 生地を練らずに作る
  • 力を乗せてクッキーローラーを転がす
  • 一度冷やしてから焼き上げる

これらを押さえれば、はじめての人でも失敗なく納得してクッキーローラーを使いこなせるようになりますよ。

綺麗な模様のクッキーが焼けて、お菓子作りがより楽しいひとときになるでしょう。

かわいいクッキーを焼いて、お子さまや家族、お友達を笑顔にしてくださいね

当店ではクッキーローラーを使ったクッキー作りを始めたい方向けに「クッキーローラー基本セット」をご用意しています。

お菓子作りに取り入れてみてくださいね。

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